耕作放棄地を活用して整備されたJAさが佐城地区のミカン根域制限栽培団地=多久市北多久町

 JAさがが多久市北多久町の耕作放棄地を活用して整備してきたミカンの根域制限栽培団地が11日、落成した。園地は組合員や新規就農希望者に貸し出すことにしており、すでに5人の入植が決まっている。高品質なミカンを安定栽培することで、農家の所得向上と産地の活性化につなげる。

 根域制限栽培は、防根シート上に盛り土した培土に樹を植え付け、根の分布域を制限して栽培する方法。気象条件に左右されず、安定して高品質果実の生産が可能となり、ブランド率向上が期待される。

 栽培団地は、佐賀県のさが園芸農業者育成対策事業とJAの県域応援企画事業を併用し、6区画66アールを整備した。3月上旬に宮川早生の苗木1050本の植栽を済ませている。苗木は2年後に初結実し、本格的な販売開始は3年後を予定している。

 落成式には関係者約40人が出席。JAさがの中村直己副組合長は「かんきつを巡る情勢は非常に厳しくなっているが、近年高単価で佐賀のミカンも取引されている。高品質なミカンが採れるよう管理を徹底して頑張っていただきたい」とあいさつした。

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