伊万里市が作製し、全戸配布する「原子力防災のてびき」

 伊万里市は、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)で事故が起きた場合の避難先や避難経路などを記した「原子力防災のてびき」を独自に作製した。避難先の地図と施設の場所を市内13地区ごとに掲載している。3月中に全戸配布する。

 伊万里市は全域が原発から半径5~30キロ圏のUPZ(緊急防護措置準備区域)に指定されている。避難計画では、市民の圏外への避難場所は武雄市や鹿島市など3市2町の175カ所で、放射性物質の付着を調べるスクリーニングの場所や避難経路も決まっている。

 冊子はB4判カラー52ページ。前半の19ページは基礎知識編で、佐賀県が作製した「原子力防災のてびき」を基に、情報収集や屋内退避の方法、避難時の注意点などを説明している。県の補助金664万円を使い2万4千部を作った。

 市防災危機管理課は「手元に届いたらまず目を通してもらい、もしもの時に備えて家族全員で内容を共有してほしい」と呼び掛けている。

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