故中島宏氏が制作した青磁に見入る来場者=県立美術館

 青磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)で、昨年3月7日に亡くなった中島宏さん(享年76)の追悼展(佐賀県など主催)が16日から、佐賀市の佐賀県立美術館で開かれる。「中島ブルー」と呼ばれる独創的な作品を生み出し、日本の陶芸界をリードした中島さんの初期から円熟期までの逸品など約200点を並べ、功績を振り返る。5月6日まで。

 15日は同館で開会式が行われ、関係者約200人が出席。副島良彦副知事らが「半世紀にわたり青磁を追い求め、人間国宝認定後も多くの作品を創作された。中島先生の思い、世界を感じてほしい」などとあいさつ。妻の寿美子さん(70)は「(中島さんの)60年にわたる作陶生活と人生そのものが凝縮された追悼展。空の上から開催を喜んでいると思います」と述べた。

 追悼展では、初公開を含む中島さんの作品や道具、中島さんが影響を受けた芸術家らの作品も展示する。観覧料は大人・大学生1200円(前売り1000円)。高校生以下、障害のある人とその介助者は無料。

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