初の学校賞に輝いた川副中。特選に選ばれた8人と、指導した高野寿隆教諭(後列左)=佐賀市の川副中学校

特選を受賞し、月刊誌「教育美術」の12月号の表紙となる田中幸樹さんの作品=提供

 佐賀市川副町の川副中は、全国教育美術展(教育美術振興会主催)で8人が特選、7人が入賞に選ばれ、学校賞の「教育美術振興会名誉会長賞」を受賞した。同校が学校賞に入るのは初めて。生徒たちは、身近な校舎や街並みなどの風景を伸び伸びと描いた。

 全国の幼稚園や小中学校、特別支援学校を対象にした絵画展で今年で78回目。川副中は美術部員や生徒たちが授業で描いたスケッチ60点を出品した。ゆがみや大胆な陰影のつけ方など生徒自身の表現を生かし、インパクトある作品がそろった。

 美術教諭の高野寿隆さん(55)は「生徒がいいなと思った風景には必ず何かある。それを考えて、生徒が納得いくまで描かせた」という。昨年9月には画家の池田学さんによる講演が川副中であり、「芸術を身近に感じ、その現実感が少しだけあったのかもしれない」と振り返った。

 特選を受賞した2年の田中幸樹さん(14)の作品は月刊誌「教育美術」12月号の表紙に採用される予定。田中さんは「建物の中を描き込み、生活感が表現できた。表紙になるのは実感がないけど、うれしい」と顔をほころばせた。

 川副中など県内の特選作品の展覧会は、8月20~26日に佐賀バルーンミュージアムで開かれる。

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