海風を感じながら制帽を宙に投げ、旅立ちを喜び合う卒業生=唐津市東大島町

 国立唐津海上技術学校(唐津市東大島町、高山恵一校長)で13日、卒業式が行われた。3年間、航海技術を学んだ39人が海運、フェリー会社などそれぞれの“大海原”へこぎ出していった。

 卒業生は2カ月にわたる乗船実習を終え、10日下船したばかり。代表して同市鬼塚中出身で鹿児島県のフェリー会社に就職する山口雄生さんが「実習で厳しく指導され、落ち込み、葛藤する日もあったが、先生方や仲間に支えられ、きょうを迎えることができた」と感謝と決意を述べた。終了後、グラウンドで制帽を宙に投げ、最後の思い出を分かち合った。

 国内航路の航海士や機関士を養成する海上技術学校は北海道小樽市など全国4校だけ。海運業界は船員不足が続き、本年度、同校には790件の求人があった。

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