取水制限の実施などを確認した嘉瀬川水系渇水調整協議会=佐賀市兵庫南の武雄河川事務所佐賀庁舎

 嘉瀬川ダム(佐賀市)の貯水率が小雨の影響で50%を切ったのを受け、利水者や関係機関でつくる渇水調整協議会は12日、農業用水や水道用水などの5~50%の取水制限を13日から実施することを決めた。国土交通省武雄河川事務所によると、農業や生活への影響が出ない範囲で制限の割合を設定しているという。

 嘉瀬川流域の昨年8月以降の降雨量は平年の6割程度にとどまってダムの貯水量の減少が続き、今年3月に入ってから貯水率は50%を割り込んだ。12日の貯水率は49・6%。稲作で大量の水が必要になるかんがい期を前に一定の貯水量を確保するため、利水者も取水制限に協力した。制限解除の時期は貯水率の推移を見ながら改めて決める。

 12年4月に運用を開始した嘉瀬川ダムで、取水制限は17年9月と18年3月に続き3回目。県は12日、関係部署による渇水対策連絡会を開き、取水制限による農業や生活への影響を把握して速やかに情報を共有することなどを確認した。

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