ハスの再生に向け、種レンコンを移植区画に植える人たち=平成22年3月13日、佐賀市の佐賀城公園南堀

 半世紀ぶりに水を抜いた佐賀市城内の佐賀城公園南堀で、堀の底をさらう「ごみくい」とハスの植栽が行われた。南堀のハスは2006(平成18)年に全滅しており、再生を願う市民ら約150人が参加。泥だらけになりながら汚泥やごみを取り除き、地元小学生が育てた100株の種レンコンを移植した。

 ハスの全滅は外来種のミシシッピアカミミガメによる食害が主な原因とみられ、09(同21)年には地元住民や自治体、有識者でつくる「ハス再生実行委員会」を結成し、再生に向けての活動を本格化させた。

 この日のごみくいも実行委が企画。胴長姿で太ももや腰までつかり、泥や木くずをバケツリレーで引き揚げた。外来生物の駆除も行ったが、“主犯”とみられるミシシッピアカミミガメは察知して逃げ出したのか、捕獲は1匹だけだった。

 柵で囲んだ保護区画に市民が植えた種レンコンは無事に成長し、この年の8月には4年ぶりに花をつけた。その後も外来生物の捕獲や環境保護活動を定期的に実施。今では南堀を覆い尽くすまでにハスが群生している。(新元号まであと49日)

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