地をはうような低音で若者の支持を集める佐賀出身のR&Bシンガー・UMBRELLA(提供)(C)クリエイターズ・ファイル/honto+

母校・唐津商業高校で後輩の生徒たちから歓迎を受けるUMBRELLA(提供)(C)クリエイターズ・ファイル/honto+

名曲「ショーケースボーイ」のモデルとなった靴屋の店主を紹介するUMBRELLA(提供)(C)クリエイターズ・ファイル/honto+

 地をはうような低音で若者から絶大な人気を誇る佐賀出身の女性R&Bシンガー・UMBRELLA(アンブレラ)(35)が先日、故郷に里帰りした。全国ツアー最終日を終えた途端に緊急入院したものの、大事には至らず、退院後すぐに帰佐した。佐賀のまちや唐津の母校、鳥栖の馴染みの店などを訪ね、人々と触れ合う中で癒やされ、数々の名曲が佐賀で生まれた背景についても語った。

 佐賀空港から唐津城に向かった彼女は、唐津の街を一望し、再び佐賀市へ。656広場周辺をぶらついていると、女性ファンから「UMBRELLAは地元の誇り」と呼び掛けられ、照れる表情も見せた。また靴屋の店主と遭遇すると、名曲「ショーケースボーイ」の基となった人物であることも紹介した。

 鳥栖の洋菓子店「アンジェココ」では旧友4人に迎えられ、手紙に涙する一幕も。さらに母校の唐津商業高では、サプライズで訪問したつもりが生徒たちから代表曲を合唱される「逆サプライズ」を受け、感激してセッションを始める場面もあった。

 UMBRELLAは佐賀について「あらゆる意味で私の原点。R&Bの精神を教えてくれた土地」と振り返った。また「R&Bはリズムとブルースのコラボレーション。佐賀は歴史とトレンドのハイブリッド、欲望&ストイックのバイブレーションが完全に一緒」と、独特の感性で故郷への思いを表現した。

 一連の様子を収めた動画が、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開されている―。

 ―といった設定で、コメディー色満載の動画を手掛けたのは、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さん。動画は、秋山さんが架空のクリエーターになりきる人気コンテンツ「クリエイターズ・ファイル」の48作目。佐賀の人々と触れ合う様子はリアルで、まるで本当に「UMBRELLA」という佐賀出身の歌姫がいるかのようだが、「マイナス7オクターブの歌声」という設定や安直な曲作りの経緯、旧友からの異様に短い手紙など数々の“突っ込みどころ”が笑いを誘う。

 動画制作は「クリエイターズ・ファイル」と佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」のコラボで実現。動画と併せてフリーマガジン「honto+(ホントプラス)」と同ウェブサイトにも彼女のインタビューを掲載している。

 また第2弾動画が20日公開予定で、UMBRELLAと“元恋人”との再会などが描かれる。また同日ごろから、ゆめタウン佐賀(佐賀市)の佐賀ロフトや佐賀県庁、佐賀市役所、唐津市役所などでは、佐賀県の特別版ガイドブックが配られる。

 佐賀ロフトでは14日からコラボグッズを発売。有田焼のコラボしょう油皿や、UMBRELLAものどのケアに使っているという飴、彼女にちなんだ傘などが並ぶ。

 県外でもグッズ販売やガイドブック配布がある。ガイドブックは春秋航空佐賀-成田便の機内(16日~)の他、東京・銀座ロフトや丸善(池袋店、丸の内店、ラゾーナ川崎店、博多店)、ジュンク堂書店(渋谷店、吉祥寺店)でも配布予定。銀座ロフトではグッズも販売し、14日にはUMBRELLAのトーク&ライブも開く。

 グッズ販売は31日まで。「サガプライズ!」担当者は「ガイドブックでは紹介できない佐賀の店や、人々と秋山さんとの触れ合いを通して、佐賀の魅力を発信できれば」と話している。

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