3月春。いろいろな節目を迎える時期。「双子・三つ子サークルグリンピース」は発足して15年。私はずっと代表を務めてきたが3月で辞任することになった。5月25日(ふたごの日)に発足する「さが多胎ネット」の代表に就任し、2年前から始めた多胎支援活動をさらに広げる予定だからだ。

 こういう活動の悩みは、なかなか役員をしてくれる人がいないことだ。私も来年度のグリンピースの役員はどうなるかと不安だったが、会員ママたちは私の事情を理解してくれ、みんなで話し合い役員が決まった。

 そして早速自ら考え動きだしている。小さな双子を連れてサークルに来るだけでも大変だろうに、なぜ役員をしようと思ったのか聞いてみると「双子の妊娠・出産はとても不安で、育児は本当に大変だった。グリンピースのおかげで同じ双子ママたちに出会うことができ、子どもたちの成長とともに気づけば少し気持ちに余裕ができた。あのつらかった時の私にこんな日が来るなんて夢にも思わなかった。自分が役員になることでグリンピースに恩返しができ、今大変なママたちの支えに少しでもなれたらいいなと思った」と話してくれた。

 そうそう、私もママたちと同じ気持ちだった。ずっとやり続けてきてよかったと心から思い、続けられたことへの感謝の気持ちでいっぱいになった。

 私は新たなステージに行くが、そこにはグリンピースの活動で育まれた思いがある。若い多胎親子をこれからも支えていけたらと思う。(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

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