完成した卒業制作と入野小6年の児童たち。中央は冨永ボンドさん=唐津市肥前町の入野小

 唐津市肥前町の入野小(多貝利彦校長)の6年生13人が8日、接着剤で絵を描くアート作家冨永ボンドさん(35)=多久市=と一緒に卒業制作に取り組んだ。児童は接着剤で線を引く作業に苦戦しながら、カラフルな絵を仕上げた。

 縦90センチ、横180センチの板2枚に、扉に向かって無数の手が伸びる絵を描いた。赤や黄色の鮮やかな手が板上で踊った。

 黒く着色した接着剤で絵を縁取る作業では、線の太さを均一に保ったり、直線を引いたりするのに悪戦苦闘していた。描きながら笑ってしまい、線ががたがたになった児童もいた。

 溝添櫻さん(12)は「このクラスの良さが出たすてきな絵になった。みんなとのいい思い出になった」と感慨深げだった。

 作品制作を通して芸術家と交流し、生き方を考えてもらおうと入野小が冨永さんに協力を依頼した。作品は同校の玄関に飾る。

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