衆院国土交通委員会で交通インフラ政策に関して質問する岩田和親議員=東京・永田町

 自民党の岩田和親議員(比例九州、佐賀市)が衆院国土交通委員会で質疑に立った。佐賀県の現状を踏まえ、地域公共交通や地方空港といった交通政策について政府の見解をただした。

 岩田氏は昭和自動車(唐津市)が県内の路線バス26路線の見直しを検討していることに関し、「対象路線が中山間地域で、地域の足の確保に不安の声が広がっている」と指摘した。国交省の栗田卓也総合政策局長は県や市町、事業者、利用者らによる協議が開始され、そこに九州運輸局も参加して必要な支援をしていく考えを示した。

 岩田氏は「山の公民館に行くと、お年寄りから病院や買い物に行くのにバスがないと困るという声を聞く。行政の取り組み以上に人口減少、過疎化が進む厳しい現状がある。しっかり対応してほしい」と訴えた。

 また、訪日外国人観光客を4千万人にする政府の目標達成には地方空港の誘客が欠かせないと強調した。佐賀空港では昨年、釜山便が就航し、旅客数が伸びているとして「県は滑走路を500メートル延長して2500メートルにすることを希望している。国の支援をお願いしたい」とした。

 国交省の蝦名邦晴航空局長は「必要性や需要効果、環境への影響について十分な検討が必要で、関係者の合意形成を図ることが重要だ。国交省としても技術面に関する助言や支援をしていきたい」と述べるにとどめた。

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