トヨタ紡織九州-大崎電気 後半、トヨタ紡織九州のCB田中大介がシュートを決め、18-20と追い上げる=岩手県営体育館

 第43回日本ハンドボールリーグ第21週第1日は9日、岩手県営体育館などであり、トヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)は首位・大崎電気(埼玉県)に26-35で敗れ、今季最終戦を白星で飾ることはできなかった。通算成績は10勝1分け13敗(勝ち点21)。昨年の7位から二つ順位を上げて5位になったが、目標としたプレーオフ進出にはあと一歩届かなかった。

 トヨタ紡織九州は前半、相手に先行を許したがCB金東喆(キム・ドンチョル)、RB李琅鎬(イ・ウンホ)の得点で反撃。互いに速攻を仕掛け合う中、GK岩下祐太も好守を見せて競り合い、12-16で折り返した。

 4点を追う後半は、立ち上がりから積極的に速攻を仕掛けた。CB津山弘也やPV酒井翔一朗がゴールを決め、一時は15-16と1点差まで詰め寄った。しかし、終盤は味方のシュートが相手の高いブロックに阻まれ、逆速攻を許して一気に点差を広げられた。

 日本ハンドボールリーグは第21週最終日の10日でレギュラーシーズンを終了。大崎電気ら上位4強によるプレーオフは15~17日、東京都の駒沢体育館である。

 

 ▽男子

大崎電気

(20勝2分け2敗)3516―12

19―1426トヨタ紡織九州

(10勝1分け13敗)

湧永製薬

(9勝15敗)2613―14

13―1125トヨタ自動車東日本

(7勝1分け16敗)

豊田合成

(18勝1分け5敗)3016―11

14―1324琉球コラソン

(1勝2分け21敗)

 

トヨタ紡織九州-大崎電気 後半、トヨタ紡織九州のCB田中大介がシュートを決め、18-20と追い上げる=岩手県営体育館

 

=焦点= 選手層の差で完敗

悔しさ糧に飛躍誓う

 

 王者の本気を見せつけられ、悔しさが残る終幕となった。今季最終戦に臨んだトヨタ紡織九州は大会4連覇を狙う首位・大崎電気に26-35で完敗。試合終了後、指揮官として初のシーズンを終えた金明恵(キム・ミョンヘ)監督は「いい時間帯もつくれたけど、最後は悔しいくらい層の厚さを見せつけられた」と語るしかなかった。

 得点王ランキング1位のCB金東喆を中心に速攻を仕掛け合い、前半は互角の戦いを演じた。後半も久しぶりのフル出場を果たしたCB津山弘也のシュートを皮切りに1点差まで追い上げる粘りを見せたが、反撃もここまで。最後は相手の屈強なブロックにシュートを何本もはじき返され、お手本のような逆速攻を浴びた。

 チームが課題とする後半に点差を広げられたのは、金監督が言うとおり、ベンチを含めた選手層の厚さに違いがあるためだろう。日本代表を多数擁する大崎電気は前半から積極的に選手を交代し、60分を通してチームとしての走力が落ちることはなかった。

 「全員が練習から必死に取り組むしかない。もっと自信を持って戦えるようにする」と金監督。悔しさを糧に来季の飛躍を誓った。

このエントリーをはてなブックマークに追加