平成9年ごろの高校生の間では必携のものとなっていたポケットベル

 県内でポケットベルサービスを展開していた佐賀テレメッセージが、この年8月末でポケベル事業から撤退することを発表した。携帯電話の普及で加入数減少に歯止めがかからず「事業継続は困難」と判断した。

 ポケベルは、特定の番号に電話すると端末の呼び出し音が鳴る仕組みで、後に端末の液晶に数字や文字を表示する機能が加わった。「0840(おはよう)」などと語呂合わせでやり取りする文化や「ベル友」がブームに。佐賀駅の公衆電話などでも、家族のポケベルに連絡しようとする人々が夕方、行列をつくるなどの光景が一時目立った。

 佐賀テレメッセージは、県内企業の出資で1988(昭和63)年3月に営業を開始。呼び出し専用端末のほか、数字表示型、文字表示型も取り扱い、95(平成7)年3月のピーク時には約2万6400台まで加入台数を伸ばした。

 国内で唯一、ポケベル事業を続けていた東京テレメッセージ(東京)も、今年9月末でサービスを終えることを発表している。(新元号まであと52日)

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