県出身者の墓地を清掃した香港佐賀県人会のメンバーと佐賀大学の学生ら=香港の国際墓地

 香港の国際墓地に眠る県出身者を供養しようと、香港佐賀県人会(副島善文会長)と佐賀大学の学生らがこのほど、墓石を清掃し、佐賀のお菓子を供えるなど奉仕活動を行った。

 墓地は香港島東部の山あいにあり、外国人約2万人が埋葬されている。このうち日本人は明治期以降に現地で亡くなった465人の墓標が点在、県出身者は7人が確認されているという。

 県人会は荒れていた墓地を少しでも整えようと清掃活動を始め、今年で14回目。2014年からは香港中文大と交換留学事業を続けている佐賀大学の学生も加わった。

 先月24日、県人会、学生ら25人が広大な墓地に墓石を探しながら草取り、清掃を行い、丸ぼうろや県産のお茶などを供えた。

 副島会長は「最初、墓石に佐賀の文字を見つけた時、百数十年も前に佐賀から香港へ渡った方々を思い、胸が熱くなった。活動は大変だが、学生の協力が何より」。引率の佐賀大学国際交流推進センターの吉川達講師は「学生たちにとっては、佐賀と香港の縁を実感する貴重な経験」と話している。

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