溝口宜彦校長(手前)から卒業証書を受け取る卒業生=佐賀市川副町の県農業大学校

目を赤らめて答辞を述べる本間遼平さん=神埼市脊振町の脊振中武道館

■県農業大 農業の未来支えたい 成績優秀者の表彰も

 佐賀市川副町の佐賀県農業大学校で8日、卒業式が開かれた。担い手の高齢化や後継者不足など農業を取り巻く厳しい環境が指摘される中、門出を迎えた26人の卒業生が、未来の農業を支えるべく新たな一歩を踏み出した。

 式では一人一人に卒業証書が手渡され、溝口宜彦校長が「初心を忘れず、夢の実現のために常に向上心を持ち続けて」などと激励した。卒業生を代表し、農産・露地野菜コースの糸山裕太さんが「学んだ技術や知識を最大限に発揮し、佐賀農大で培った『農魂』を胸に、私たちがこれからの日本の農業を支えていきたい」と答辞を述べた。

 本年度の卒業生は2年間学ぶ本科生が24人、1年間の専科生が2人。卒業後の進路は、自営就農5人、法人就農7人、農業団体・関連会社4人、農業関連企業5人、先進農家研修3人、その他2人となっている。

 成績優秀者の表彰も行われた。受賞者は次の通り(敬称略)。

 知事賞 福田遼太郎▽校長賞 岡部玲奈▽功労賞 糸山裕太、中原佑吏▽全国農大協議会会長賞 間結華子▽蛍雪会会長賞 久野直幸、森海斗▽同窓会全国連盟会長賞 鳥井光太郎

 

■脊振中 巣立つ2人決意新た 感謝忘れず「頑張る」

 県内の公立中学校83校、義務教育学校6校の卒業式が8日、開かれた。このうち、神埼市脊振町の脊振中(角田雅弘校長)では、2人の3年生が家族や恩師への感謝の気持ちを胸に、多くの経験を積んだ学びやを巣立った。

 卒業式に臨んだのは、本間遼平さん(15)と村田知華さん(15)。式では角田校長が3年間のさまざまな思い出を挙げ「たくさんの感動をもらった。自分たちの描く人生の“金メダル”に向かってまい進して」とエールを送った。

 在校生24人を代表して山下楽翔さんが、サッカー元日本代表の長谷部誠選手の言葉を引用し、「『競争は自分を進化させてくれる』という考え方が印象に残っている。競争を恐れず、どう変わるかを楽しみに捉えて自分を成長させてほしい」と先輩の門出を祝った。

 式が終わると、脊振小の校舎からも「卒業おめでとう」と“後輩”から祝福を受けた2人。本間さんは「入学当初は2人で不安や心配が大きかったけど、いろいろな人に支えてもらって卒業できた。その感謝の気持ちを忘れずに高校生活を頑張る」と笑顔。村田さんは「小児科の看護師や保育士など、子どもと関わる仕事に就きたい。高校では語学力を高めていきたい」と春からの新たな歩みに思いを巡らせた。

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