ノリの支柱の撤去期間などを決めた運営委員長・支所長会議であいさつする徳永重昭組合長(中央)=佐賀市の県有明海漁協

 佐賀県有明海漁協は8日、今季のノリ漁について、支柱の撤去を昨季より約2週間早め、25日から始めることを決めた。大浦支所は22日から始める。地区によって生産状況に違いがあるため、今季は撤去開始のタイミングを各支所の判断に任せて1カ月の期間を設けており、完了時期は例年通り4月末になるという。

 佐賀市の漁協本所で運営委員長・支所長会議を開いて協議した。

 支柱の撤去は通常、張り込んでいるノリ網に異物が混入しないように全ての網を陸揚げしてから行う。会議では今季の網の撤去期限を4月5日と決めたが、高水温や大型プランクトン「ユーカンピア」の増殖によってノリの色落ちや病害が発生し、生産が難しい漁場もある。西南部地区などでは被害が広がり、既にほとんどの網の撤去が終わっているため、例年より支柱の撤去開始を早めた。

 自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画を巡り、県はノリ漁期終了後に公害防止協定の見直し協議を始める意向を示している。漁協幹部は取材に「支柱の撤去が終わるまでが漁期。それまでは対応できない」と話した。

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