ディスクを投げるアルティメット日本代表西九州大3年の中山侑香さん=神埼市神埼町

地面に落とさないようにディスクに飛びつくアルティメット日本代表西九州大3年の中山侑香さん=神埼市神埼町

 7月にドイツで開催される「WFDF2019世界U-24アルティメット選手権大会」の女子日本代表のメンバーに、西九州大3年の中山侑香さん(21)が選ばれた。中山さんは「選ばれてすぐは実感がなく、びっくりの方が大きかった。九州では1人。みんなの思いを胸に頑張る」と意気込む。

 長崎県諌早市出身の中山さん。「スポーツが好きで、小さい時から活発だった」と、小学校では空手と陸上、水泳の三つをこなし、中学と高校では空手一筋だった。長崎日大高時代には団体戦で2度の全国総体出場を果たした。大学では「何か違うスポーツをしたい」と10年続けてきた空手から離れ、友人と見学したアルティメットを選んだ。

 競技歴は3年。大学のサークル「スパンキーズ」では主将を務める。「高校の時はトレーニングがすごく嫌だったけど、今につながっている」と鍛え上げた体幹を生かし、跳びながらディスクを取る「ダイビングキャッチ」に自信をのぞかせる。

 2月末には初めて代表合宿に参加。代表の雰囲気を感じ「プレッシャーもある」(中山さん)が、選考会でしのぎを削ったチームメートやライバルもいた。「チームのみんなや九州の社会人選手も応援してくれた。その人たちの分まで」と闘志を燃やす。

 今後は月2回ペースで行われる合宿に臨む。浮いているディスクを取る「ダイビングカット」を武器に「もっといろんなディフェンス方法がある。吸収していきたい」と力を込める。「チームとしては世界一を狙っている」。高い目標に向かって着実にレベルアップを図っていくつもりだ。

 アルティメット 1960年代に米国で考案されたニュースポーツ。1チーム7人制で、フライングディスクを落とさずにパスして運び、コート両端のエンドゾーンでキャッチすれば得点となる。走る、投げる、跳ぶといった能力が求められることから「アルティメット(究極)」の名前がついた。身体接触が禁止され、フェアプレー精神を重視したセルフジャッジ制を導入している。

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