アセビ

 早春に穂になって咲く花「アセビ」は万葉集にもその名が登場するほど昔から親しまれている植物で、日本の山地等に自生し庭園樹や公園樹等として植栽もされています。

 アセビは、2~4メートルほどの低木で葉には光沢があり、スズランのようなかわいらしい花をたくさんつけます。しかし、木全体に毒性があります。葉には「アセボトキシン」という有毒成分を含み、この有毒成分により、誤って食すると足がしびれることから別名「アシビ」ともいわれます。

 また、葉を食べた馬が酔っ払ったように脚が不自由になることから、生薬名を「馬酔木(アセビ)」と書きます。このようにアセビは見た目のかれんさとは違い毒性が強い有毒植物なのです。昔は葉を煮出して殺虫薬としていたようですが、近年では殺虫効果を自然農薬として利用する試みがなされているようです。(中冨記念くすり博物館)

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