■小城市、竹灯り事業継続困難

 小城市議会の一般質問は4~7日、不適切な会計処理が明るみに出た清水の滝ライトアップ(竹灯り)事業の継続や待機児童対策などに関し、17議員が質問した。

 【竹灯り事業】議員が中高生など小城市民約800人に行ったアンケートで、昨年から中止になった竹灯り事業を「続けた方がいい」との回答が9割に上ったとして継続の可能性を尋ねた。江里口秀次市長は清水の滝近くに長崎自動車道のETC専用インターチェンジができ、交通渋滞の悪化が懸念されることなどから継続は難しいと説明。竹灯り事業に代わって市が昨年、小城公園を主会場に開いた「秋のさくらまつり」を継続し、内容を充実させていく考えを示した。

 【職員倫理条例の制定】竹灯り事業を巡る元市商工観光課長=退職=の不適切な会計処理など一連の不祥事を受け、昨年の6月議会で職員倫理条例の制定を検討する意向を示していた江里口市長は状況を問われ、「(既存の)処務規定で行動規範の順守を徹底し、必要に応じて見直しを進める」と述べるにとどめた。

 【待機児童対策】小城市内の待機児童数は2月1日時点で0歳児9人、2歳児4人の計13人。新年度当初は6人を見込む。希望する園に入れない「潜在待機児童」も103人おり、市は新年度以降、公立の三日月幼稚園を認定こども園に移行するなどの対策を計画している。山口俊幸教育部長は「民間活力を生かしながら、待機児童の解消に向けて保育士の確保にも努力していきたい」と述べた。

 【昭和バス路線見直し】昭和自動車(唐津市)が見直しを検討している県内26路線のうち、小城市内は同市と佐賀駅などを結ぶ北部バイパス線、小城-牛津線の2路線が対象になっている。大坪充典総合戦略課長は「バスは市民に必要な移動手段。代替の交通手段も考えながら、路線維持に向けて事業者と協議を続けていく」とし、要望書の提出も検討していると述べた。

 

■玄海町、6月に時刻表改正 コミュニティーバス

 玄海町議会の一般質問は7日、議員2人がコミュニティーバスや玄海原発の作業員のための宿舎などについて質問した。

 【コミュニティーバス】玄海町は昨年4月から、公共交通網の空白を埋めるため、町民が無料で利用できるコミュニティーバスを町内で走らせている。議員は停留所まで歩いて行けない高齢者のために経路の見直しを求めた。脇山伸太郎町長は「既に区長らの意見を取り入れて停留所を増やした所もある」と説明。6月には時刻表を改正し、より利便性を高めていく方針を示した。

 【玄海原発作業員】九州電力玄海原発でのテロ対策施設や緊急時対策所の整備準備工事のため、玄海町には現在約130人の作業員が滞在している。議員は地元への経済効果について質問。脇山町長は、宿舎食堂で使われる食材の4割は地元納入業者が納めている状況を説明。九電と締結する安全協定の中でも、地域経済の振興に向け協力していく体制をつくっていることを強調した。

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