食器用洗剤などが入った箱を運ぶA-PADジャパンのスタッフら=佐賀市久保田支所内の倉庫

 使わなかった物資を役立てて-。災害支援活動などを行っている佐賀市のNPO法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)が5日、同法人の倉庫に保管している災害用支援物資を、県内の社会福祉施設や保育所などに無料で譲渡した。

 倉庫のスペースの確保や、一般からの寄付で集まりやすく過去の災害でも需要が少なかった物を役立ててもらおうと初めて実施した。熊本地震によって外箱の破損などで販売できず災害用物資として譲り受けて保管していた食器用洗剤や洗濯洗剤などを受け渡した。

 この日、佐賀市久保田支所内の倉庫では事前に申し込んでいた19施設に183箱を譲渡。児童養護施設を支援するNPOの担当者は「すごく助かる。施設を退所して1人暮らしを始める子どもたちに届けたい」と笑顔を見せた。A―PADジャパンの後藤忍さん(39)は「必要な人に渡り、喜んで使ってもらえれば」と話した。

 A―PADジャパンは2015年に設立。被災地で捜索救助や災害支援に当たる「空飛ぶ医師団」を運営している。倉庫の空きスペースには災害に備えて防災用品などを詰めたエマージェンシーテントなどを備蓄。4月には2回目の譲渡会を予定している。

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