吉田求さんと、吉田さんがデザイン性を追求したカップや皿などの食器=佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 武雄市山内町に「桃林窯」を構える吉田求さん(62)の器展が佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。粉引や焼締、タタラ作りの技法を用い、デザイン性にこだわった200点を超える食器などが並ぶ。10日まで。

 食器は大小の皿や茶わん、カップ、酒器など日常で使えるものばかり。今回は久しぶりにコーヒースプーンを制作し、人気があるというティーポットは多めに作った。

 デザインによって生地の色と化粧土の白色の出方が異なり、味わいがある。切り株や石など自然素材をデザインに用いた作品もある。

 「長年ろくろでの制作をしてきたが、ろくろでは表現できない器の表情を出したい」と、近年はタタラ作りや手びねりの作品づくりにも力を入れる。

 タタラ作りの角皿は、通常より薄く切った土を重ねて変形。縁を手でちぎり、新たな表現を引き出した。刷毛目を用いて作った茶わんなどは、筆の勢いが感じられる。

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