セクハラの現状と対策について語った武藤さん=佐賀市のアバンセ

 職場で起こるセクハラの現状や対策を学ぶセミナーがこのほど、佐賀市で開かれた。NPO法人福岡ジェンダー研究所の武藤桐子氏が、セクハラが被害者や職場に与える影響と、会社の対策を語った。

 職場で起きるセクハラは性的なからかいや冗談、体を密着させる事例が多い。職業上の地位から雇用上の利益、不利益を対価に性的言動をとる例もあり、武藤氏は「上司と部下の関係で断れない雰囲気があれば、合意があってもセクハラと認められる」とした。

 セクハラは被害が長期化すると受けた側に不眠や精神障害などの影響を与え、会社では社員間の信頼喪失や企業イメージの悪化につながるため、会社全体としての対策が必要不可欠という。

 武藤氏は会社に相談窓口の設置を呼び掛け「相談者と事実調査の担当者は分けるべき。被害者が相談者に対する信頼を損ねることもある」と助言した。

 セミナーは佐賀労働局、佐賀県などが主催し、県内企業関係者ら約200人が参加。佐賀労働局による男女雇用機会均等法に基づくセクハラ対策の講演もあった。

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