金や地金の密輸入防止の覚書を締結した川嵜和正組合長(左)と長城憲明支署長=唐津市二タ子の唐津港湾合同庁舎

 伊万里市の伊万里税関支署と佐賀玄海漁業協同組合(唐津市)は5日、金や地金の密輸入防止に関する覚書を締結した。不審船を発見した際の連絡体制を強化し、水際での摘発につなげる。

 不正薬物などの密輸入防止に関する覚書を見直した。不正薬物や銃器と同様に金の密輸入を有害なものと位置付け、防止に向けて協力することを確認した。

 財務省によると、2018年の全国の税関による金や地金の摘発件数は1088件で、押収量は速報値で2119キロに上る。前年と比べてそれぞれ259件、4158キロ減少しているが、支署は「依然として高い水準」と話す。唐津市鎮西町の名護屋漁港では17年、金塊206キロを密輸しようとした男計9人が逮捕される事件があった。

 締結式では、長城憲明支署長と川嵜和正組合長が「アジアとの国境が近く、昔から密航などが起きている。県民の安全安心を守るために目を光らせていく」と話した。

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