唐津市は6日、住宅ごとに設置している浄化槽で、使用料の徴収漏れが2007年度以降に12件360万円あったと発表した。使用料を管理する水道システムへの職員の入力ミスが原因で、市は時効が経過していない過去5年分の12件186万円を請求する。

 浄化槽はトイレや台所などから出る排水を浄化する施設で、公共下水道がない地域で設置を進めている。12件は07年度と09年度に使用を開始した分で、内訳は旧相知町が10件、旧唐津市が2件(うち1件は地区集会所)。請求額は最大で1件33万円に上る。

 市が2月中旬、過去10年間の事業実績をまとめる際、台帳に登録している浄化槽2243基と使用料の情報を照合し、徴収漏れに気付いた。当時の支所と本庁の職員3人による入力漏れで、チェックする体制はなかった。3人は「理由は分からない」「故意ではない」と話しているという。

 時効になった174万円は徴収できず、新天寺勉都市整備部長は「多額の損失で深く反省している。支払いをお願いする市民にご迷惑をかける」と陳謝した。

 市は昨年5月にも下水道使用料の徴収漏れを公表した。68件876万円をさかのぼって請求し、収納率は金額ベースで63%にとどまる。新天寺部長は「粘り強く丁寧に説明するしかない」と話す。

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