国土交通省九州地方整備局(九地整)は5日、受注企業の社員らから借金したとして、佐賀県内の出先機関事務所に勤務する課長補佐級の男性職員(53)を停職3カ月の懲戒処分にした。職員は同日付で辞職した。便宜供与などについては「なかった」としている。

 九地整によると、職員は2006年1月から18年11月にかけて約50回にわたり、受注企業を含む9社9人から878万7千円を借金した。国家公務員は利害関係者からの借金を禁じられている。貸した1人が18年7月に出先機関に相談し、発覚した。

 借金は1人当たり3万~735万円で、手渡しや口座振込で受け取った。これまで472万円を返済しており、職員は「両親の治療費、生活費が不足していた」と話しているという。

 職員は、昨年2月にも受注企業を含む4社7人から39万円を借金したとして減給6カ月の懲戒処分を受けていた。九地整は「さらなる借金を隠し、高額だった」と停職処分とした理由を説明した。

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