「手鏡婦人のつどい」で講演する郷土史研究家の末岡暁美さん=佐賀市の佐賀新聞社

郷土史研究家の末岡暁美さんの講演に耳を傾ける参加者=佐賀市の佐賀新聞社

 佐賀新聞の読者によるエッセー欄「手鏡」に投稿する女性が集まる「第39回手鏡婦人のつどい」が3日、佐賀市天神の佐賀新聞社で開かれた。郷土史研究家の末岡暁美さんによる講演のほか、文章講座や景品が当たる抽選会があり、約90人の参加者たちが会話に花を咲かせた。

 冒頭、大隈知彦編集局長が「忙しい日々でも原稿を書くことで、手鏡をのぞくように自分と向き合う時間になってなる。ぜひ投稿を続けて」と呼び掛けた。

 講演した末岡さんは、明治期を生きた佐賀ゆかりの女性7人を紹介するパネル展を佐賀市の南里邸で開いている。今回は日本で2人目の女性理学博士となった黒田チカ(1884~1968年)をはじめ、オーストリア=ハンガリー帝国の伯爵夫人・クーデンホーフ光子(1874~1941年)、外交官夫人の日下部米鶴(よねつる)(1882~1956年)を取り上げた。

 このうち、佐賀藩出身の骨董(こっとう)商、青山喜八の三女として生まれた光子は、来日したハインリヒ・クーデンホーフ伯爵に見初められて結婚。ウィーンの社交界で活躍し、夫の死後も7人の子どもの教育に奔走した生き方を紹介した。フランスの香水「ミツコ」は彼女の名から付けられたとも言われている。

 文章講座では報道部の辻村圭介部長が「一文を短くするとリズム感が出る」とアドバイス。「声に出して読むと、伝わりやすい文章なのか判断できる」と分かりやすく書くこつを話した。

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