多良岳オレンジ海道の完成を祝い、テープカットする関係者=平成23年3月5日、鹿島市音成

 多良岳の中腹を走る広域農道「多良岳オレンジ海道」が全線開通した。鹿島市浜町から太良町を経由して長崎県境に至る総延長17・4キロ。多良岳中腹でミカンなどを栽培する農家の利便性が増したほか、海岸線を走る国道207号のバイパス的な機能も担っている。

 開通式には関係者ら約160人が参加。樋口久俊・鹿島市長が「農業の振興、地域の活性化に大きく寄与すると期待している」とあいさつ。古川康知事(当時)ら8人がテープカットを行い、開通を祝った。JR九州によるウオーキングイベントも開かれ、参加者は眺望を楽しみながら農道を歩いた。

 見通しの良いところでは左手に有明海、右手には豊かな山林と自然の大パノラマが広がり、ドライブコースとしても人気。脇道に少し入れば、地域の農業を支えてきたミカン畑も見える。長崎県側の多良岳レインボーロードを経て、諫早市までつながっている。

 2014(平成26)年には道路沿いに、農産物の加工や、調理に利用できる鹿島市産業活性化施設「海道(みち)しるべ」(同市音成)がオープンした。

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