佐賀県小城市のふるさと納税の返礼品委託業務で、契約で定めた委託費に約10%分の1390万円を一部上乗せして市観光協会に支出していた問題で、江里口秀次市長は4日の市議会一般質問で、上乗せの経緯を記した議事録を作成していなかった不手際を認め、「後に残るような手続きをすべきだった」と陳謝した。

 岸川英樹議員の質問に答えた。委託費を上乗せした経緯について「返礼品の一部を増量し、寄付を増やすためのキャンペーンとして実施した」と改めて説明した。市が上乗せして払った1390万円に関しては「増量分の経費として(協会を通じて)業者に支払われた」と述べた。

 上乗せ支出により「本来見込まれるはずの市の税収が減った」との議員の指摘に対しては、「キャンペーンの効果もあり、前年を上回る寄付につながった」と強調。議事録を作成しなかったことが市の財務規則に抵触する可能性については、高島政孝総務部長が「必要な決済手続きを経ており、規則上の条件はクリアしている」との認識を示した。

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