玄海町元課長、女性職員の健診表も持ち出し

 佐賀県東松浦郡玄海町役場から全町民の個人情報を持ち出したとして、町個人情報保護条例違反の疑いで逮捕された元町住民福祉課長(53)について、佐賀県警は4日までに、女性職員3人の健康診断表をスマートフォンで撮影して持ち出したとする同条例違反の疑いで書類送検した。2月26日付。

 書類送検容疑は2017年12月、私的目的で町役場にあった女性職員3人の健診表をスマホで撮影し、情報を持ち出した疑い。

 健診表には身長や体重などが記されてあり、元課長は「性的興味があって隠し撮りした」と容疑を認めている。第三者への流出は否定しており、流出した事実も確認されていない。

 県警サイバー犯罪対策課によると、18年2月、テレビの有料放送を無料で視聴できるように「B-CASカード」を改ざん、視聴したとする私電磁的記録不正作出・同供用の疑いでも捜査している。また、同1月ごろに有料のウイルス対策ソフトを不正入手した認証番号で使っていたとする不正アクセス禁止法違反の疑いもあり、いずれの容疑も近く書類送検する方針。

 元課長は17年5月に全町民(13年3月時点)に当たる約6300人の個人情報が記録されたデータを持ち出した疑いで今年1月31日に逮捕され、2月15日に処分保留で釈放されていた。

 玄海町によると、元課長は2月20日付で町役場に退職願を提出。町は承認を保留しており、地検の処分などを受けて懲戒審査委員会を開き、退職願の扱いや懲戒処分を検討する。

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