再建され、除幕式で披露された鍋島直正公銅像=平成29年3月4日、佐賀市の佐賀城鯱の門北側広場

 佐賀藩10代藩主鍋島直正公(1814~71年)の銅像が佐賀市城内の佐賀城二の丸跡(鯱の門北側広場)に完成し、除幕式が開かれた。戦時中に金属供出で撤去された名君の銅像を再建しようと官民一体となった募金活動が実を結んだ。

  銅像は衣冠束帯の立ち姿で、佐賀藩ゆかりの反射炉を模した台座、基壇と合わせて約8・5メートルの高さ。除幕式には、官民でつくる再建委員会のメンバーや寄付者に加え、近くの小学校の児童が参加。幕が下りると、参観者が一斉にカメラのシャッターを切り、近代化を成し遂げた幕末佐賀藩の科学技術を象徴するカノン砲の祝砲がとどろいた。

 直正公銅像は1913(大正2)年、生誕100年記念で佐賀市の松原神社西側に建立されたが、大戦時の金属供出で44(昭和19。)年に撤去。再建委員会は生誕200周年にあたる2014(平成26)年から募金活動を展開し、全国から1億4千万円が寄せられた。このうち約1億円が建設費に充てられ、余剰金は県に寄付された。

 明治維新150年の昨年11月には、「北海道開拓の父」として知られる佐賀藩藩士・島義勇(1822~1874年)の銅像が佐賀城公園「西御門橋」南側に完成。主君直正公の銅像の方向を向いて建てられた。(新元号まであと58日)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加