介護ロボを使って作業に臨む神埼清明高の生徒=神埼市の同校

 介護ロボットの普及促進や介護の魅力向上を目的に県が開くセミナーが2月26日、神埼市の神埼清明高(岩村彰校長)で開かれた。県内の高校で開催されるのは初めて。生活福祉系列の2年生14人が、佐賀大医学部附属病院の理学療法士北島昌輝さん(40)から介護ロボットの利便性や活用方法などについて学んだ。

 北島さんは、高齢者が増加していく国内傾向や介護人材が不足している現状を示し、「世界に先駆けて、介護ロボの利用が進められている」と説明。医療や介護現場で使われているさまざまな種類のロボットを紹介し、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。

 実際にロボットを活用した介護体験も実施。リハビリで用いられることが多い歩行アシストロボットを使った生徒たちは「自転車をこいでいるような感覚で足が動く」と驚いた様子。介護時の腰への負担軽減を目的としたロボットを使って車いすからベッドに移す体験をした生徒は「腰が押し上げられる感じ」と普段との違いを実感した。

 小川茜さん(17)は「高齢化や介護人員の不足で、いま勉強しているやり方が難しくなることが分かった」という。この日学んだ介助方法などに触れ「これからの実習で生かしていきたい。また、新しい道具に触れる機会があれば、どんどん挑戦していきたい」と話した。

 

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