元古賀遺跡の住居跡の調査風景

 元古賀遺跡には、古墳時代前期(1700年ほど前)の集落跡も確認されています。県道17号線の西側の田んぼ地帯で、昭和末から平成の初めころに、区画整理に伴う文化財調査で発見されました。合計で14軒の住居跡が出てきました。

 ここは砂礫(れき)が多くて立地は良くないものの住居跡がありました。出土した土器の多くが近畿地方の土器で、さらに不思議なのが、滑石で作った勾玉(まがたま)が数多く出土したことです。

 勾玉は縄文時代からメノウなどの硬い石で作られ、魔よけや邪気払いのためだろうといわれていますが、詳しいことはわかっていません。これを滑石で作れば代用品、つまり「形代(かたしろ)」ということになります。

 なぜ近畿系の土器が出るのか、なぜ形代の勾玉が出土するのか、謎の多い調査結果でした。

(『鳥栖市誌第3巻』より)(鳥栖郷土研究会会長・藤瀬禎博)

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