幕末の佐賀藩の動きを江島記者(左)と考える生徒=みやき町の三根中

 佐賀新聞社の記者が幕末の歴史を出前授業する「さが維新塾」が28日、みやき町の三根中(牟田泰明校長)で開かれた。江島貴之記者が講師を務め、2年生47人が10代佐賀藩主・鍋島直正の考えや行動について知識を深めた。

 江島記者は「佐賀藩は大砲や蒸気船製造など優れた技術、軍事力を持っていた」と直正の藩政改革を解説。その上で「軍事力を高めた理由を考えてほしい」と生徒たちに投げ掛けた。

 生徒たちは話し合って意見を共有。「佐賀藩が警備した長崎を守るため、外国に対抗できる力が必要だった」と理由を発表した。軍事力があるのに戊辰戦争への参加をためらった理由としては、「国内の争いではなく外国の侵略に備えたかったから」「新政府軍と旧幕府軍のどちらが勝つのか様子をうかがっていた」などの意見が上がった。

 江島記者は「佐賀は世界を見ていたから、他藩に先駆けて行動に移せた。日本に貢献した功績は大きい」と締めくくった。石井颯太さん(14)は「佐賀からの視点で幕末を学べて楽しかった」と感想を述べた。

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