移動式速度違反取り締まり装置について説明する県警職員=佐賀県警本部

 佐賀県警は4月から、持ち運びができる移動式の速度違反自動取り締まり装置の運用を始める。違反取り締まりの抜け穴になりがちだった通学路などの狭い道路にも設置できるため、ドライバーに安全運転を促す効果を見込んでいる。

 県警交通指導課によると、装置はレーザーで速度違反を検知すると、フラッシュとカメラが作動し、車のナンバーや運転手の顔などを撮影する仕組み。1台を約1千万円で購入した。

 これまでの固定式装置は高速道路などにしか設置しておらず、レーダー取り締まりは、4~5人の警察官と違反車の誘導場所が必要なため狭い道路には対応できていなかった。移動式はそうした道路にも設置でき、記録したデータをもとに後日、違反者を摘発することもできる。交通事故の発生状況や住民の要望を踏まえ、県内各地を巡回する形で運用する。

 28日の定例会見で篠原和広交通部長は「ドライバーは取り締まりの場所が分からず、常に緊張感を持った運転をするようになる効果が見込まれる」と述べた。

 移動式装置は2013年から埼玉県などで使われ始め、18年3月時点で全国13都県で運用されている。九州では、大分、福岡、宮崎県に次いで4番目の導入となる。

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