2022年度の九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向け、新幹線を生かすまちづくりを研究、協議している官民組織「武雄市新幹線活用プロジェクト」の全体会議が28日にあり、21年度までの行動計画の素案が示された。温泉情緒を感じさせる施設の整備や高架下の活用策などを提起した。

 行動計画素案は、幹事会(36人)が5回の会合を経てまとめた。駅と高架下整備▽駅前広場整備▽回遊性のある観光地づくり▽広域観光地と協力▽情報発信強化▽定住促進-の6分野で年度ごとの行動内容を含めて示した。

 主な内容として、駅に手ぶらで観光ができる荷物一時預かり所や佐賀の食、酒が楽しめる売店・飲食店を設け、駅周辺を含めて温泉情緒を感じさせる施設や仕掛けを考えるとした。高架下の活用策として軽トラ市などの移動販売、西九州の「うまかもん」や郷土料理の飲食店などを挙げた。

 駅や温泉、図書館を回遊するルート整備や動線づくり、夜の観光の魅力向上、インバウンド対応、短時間滞在用の散策ルート、定住促進のための往復割引切符導入や新幹線通勤者への支援の必要性を指摘した。

 会議は約40人が出席した。「湯気が出ているような温泉町を感じさせる仕組みはぜひ必要」「関係者が自主的に動く取り組みを」という意見が出て、計画素案を承認した。

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