今や国民病の一つともいえる花粉症をはじめ、さまざまな食物やハウスダストなど、多くの人々を悩ませているアレルギー。アレルギー症状を改善できれば、日々の生活はもっと楽しくなるに違いありません。自分にとって最良の対処法を探し出すためにも、アレルギーを正しく理解しましょう。

アレルギーと向き合うために、っておくべきこと
 
なぜアレルギーになるの?
マスクの女性

 アレルギーとは食物、花粉、ハウスダストなどの物質に対して免疫が過剰に働き、鼻水や目のかゆみ、せき、じんましんなどの症状が現れること。人とアレルギーの歴史は古く、紀元前ギリシャ文明の頃からあったといわれています。本来、人の体には体内に入り込んだ細菌やウイルスなど体に害をなす異物を処理するための免疫力が備わっていますが、アレルギーの場合はこの免疫が食物や花粉なども異物(アレルゲン)とみなし、体から排除しようとさまざまな症状を引き起こします。
 不眠やうつもアレルギーの一種であるという興味深い説があります。ゴールデンウィーク明けや夏休み明けなどに不調を起こしやすいのは、ちょうど春と秋の花粉症の時期と重なっているのも原因の一つ。花粉によるアレルギー症状のせいで体を十分に休養させることができず、不眠やうつを発症するというのが理由です。
 アレルギー患者は年々増加傾向にあります。アレルギー体質には遺伝的要素もありますが、私たちを取り巻く生活環境が大きく変化したことも原因の一つと考えられています。

 
日本人に多いアレルギーとは?
花粉症
アレルゲン
スギ・ヒノキ・ブタクサ ほか
原 因
●地球温暖化などで、スギなどの花粉が多量に飛散するようになった
ハウスダスト/ダニアレルギー
アレルゲン
ダニの死骸やフン・カビ・ペットの毛やあか ほか
原 因
●断熱性や気密性の高い現代の住宅は、ダニやカビなどの温床になりやすい
●室内でペットを飼うケースが増えたことで、アレルゲンが増加
食物アレルギー
アレルゲン
卵・牛乳・小麦・ソバ・大豆・エビ・カニ ほか
原 因
●食物そのものが体質に合わないというケースもあるが、外国から輸入される遺伝子を組み換えられた農作物や、品質低下を防ぐために使用している大量の農薬がアレルゲンになっている場合も。また、外国産の飼料で育てられた牛の乳や鶏の卵に同成分が含まれている可能性も考えられる
 
最近、増加傾向にあるアレルギー
油アレルギー

 サラダ油や大豆油などの「オメガ6系オイル」の取り過ぎはアレルギーを引き起こしやすいといわれている。亜麻仁油やエゴマ油などの「オメガ3系オイル」、菜種油やオリーブオイルなどの「オメガ9系オイル」とバランスよくとるのがベター。

電磁波過敏症

 携帯電話やタブレット端末から発生する電磁波によって、めまいや頭痛、皮膚炎、不眠、うつなどの症状が見られることも。金属アレルギーとの関連性も指摘されている。

米アレルギー

 白米で貧血を起こすという症例も報告されている。玄米や五分づき米、雑穀米などに替えることで症状が治まることも。

金属アレルギー

 金属製のアクセサリーなどが直接肌に触れることでかぶれたり、血流が悪くなったりすることがある。血流が悪化することで、肩がこったり腰が痛くなる場合も。歯科用金属が影響しているケースもある。

 

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