曳山展示場内で開かれている「唐津曳山絵画展」。本物と見比べながらの鑑賞もできる=唐津市西城内

透明水彩で描いた菊池樹さんの作品

 唐津くんちの曳山(やま)を描いた曳(ひ)き子や市民の絵画作品を集めた「唐津曳山絵画展」が、唐津市西城内の曳山展示場で開かれている。水彩画や油絵、切り絵など50点から、唐津っ子の曳山への愛着が存分に伝わる。3月12日まで。

 展示場を運営する唐津市文化事業団の6回目の企画展。知り合いや曳山グッズの納入業者を通じて、小学生から70代まで24人が出展した。出展者自身がこれまでの創作活動から作品を選んだ。

 30年前の作品もあれば、最新作もあり、高島小4年の西隈駿君は昨年の総塗り替えで創建当時の姿に戻った7番曳山「飛龍」を描いている。

 曳き子自身の作品も多い。中里太郎右衛門陶房で絵付けを担当している中町の菊池樹さん(42)は、透明水彩の細密画6点を出品。3番曳山「亀と浦島太郎」と4番曳山「源義経の兜」の曳き込みを捉えた2点は、「曳山を見せたいから」と曳き子はすべて後ろ姿だが、それでもどこの誰だと特定できるような出来栄えに目を奪われる。

 曳山の質感もよく伝わり、菊池さんは「その町内の人に、突っ込まれないように細部にはこだわっている」と語る。毎年1台ずつ描かれている唐津神社の巨大絵馬の曳山も菊池さんが手掛けている。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。入場料は一般300円、小中学生150円。

 問い合わせは曳山展示場、電話0955(73)4361。

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