SAGAサンライズパークなどについて質疑をした佐賀県議会一般質問=県議会棟

 2月定例佐賀県議会は27日、3日目の一般質問を行った。佐賀市の県総合運動場周辺(SAGAサンライズパーク)の整備で、中核となるアリーナの新設直後の年間利用想定を執行部が説明し、バレーボールのVリーグなどの試合が20~25回、コンサートやイベントは10回前後とした。

 

 井上常憲議員(自民)がサンライズパークの収入確保対策をただした。

 白井誠文化・スポーツ交流局長は陸上競技場や水泳場での大規模大会の誘致など、施設利用料収入を増やす取り組みを挙げた。また、「ネーミングライツ(命名権)の導入や駐車場の有料化なども引き続き検討する」と答えた。アリーナは開設から6年後にはスポーツの試合数が50回程度に増え、イベントの利用も拡大する見通しを示した。

 木原奉文議員(自民)は整備方針を質問した。山口祥義知事は、周辺の交通渋滞への懸念など生活者目線での検討を求める意見がある一方で、にぎわいの創出や地域活性化への期待の声も上がっていることを説明した。その上で「まちづくりに多くの声が寄せられるのは自然な姿。県民や佐賀市民、みんなで議論しながら前へ進めたい」と理解を求めた。

 この日は自民の西久保弘克、川崎常博、桃崎峰人の3議員も登壇した。

 質疑では今回が平成最後の一般質問になることが取り上げられ、最後の登壇者は木原議員だった。一般質問は1回の定例議会で15人が登壇することを前提にした単純計算で、平成の30年余りの間に延べ1815人が行ったことが示された。

 

■県議会一般質問ピックアップ

園芸農業の振興

 Q 農家の所得向上を目指して園芸農業の振興を図る「さが園芸888億円推進事業」とは、具体的にどのような取り組みか。(自民・西久保弘克議員)

 A JAの生産部会や生産者グループに具体的な行動を促すため、それぞれの産地で、収量の増加や販売額向上の目標を盛り込んだ計画の策定を進めていく。この計画の実現に向け、県や市町、JAが連携し、栽培技術や経営改善などきめ細かな指導を生産者に実施する。ハード事業では栽培面積の拡大や作業の省力化などに必要な機械導入を支援し、ソフト対策として野菜や果樹など品目ごとの取り組みを後押しする。2017年に629億円だった園芸農業産出額を、28年までに888億円まで拡大することを目標にしている。(御厨秀樹農林水産部長)

 

子育てし大県プロジェクト

 Q 山口知事が就任以降、推進している「子育てし大県“さが”プロジェクト」のこれまでの成果と課題は。(自民・川崎常博議員)

 A 全庁横断的に、出会いから結婚、妊娠、出産、子育てといった各ライフステージに応じて取り組んできた。県民に対する意識調査では、子育て環境に肯定的な回答をした人が2014年度は33.2%だったが、18年度は45.8%に増加した。否定的な回答は39.1%から14.7%に低下した。今年10月に始まる幼児教育・保育の無償化で保育ニーズが高まれば、待機児童の増加や保育士不足などの課題が出てくる。新年度事業で対応していきたい。(稲冨正人男女参画・こども局長)

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