小城市のふるさと納税返礼品委託業務で、契約で定めた返礼業務費に約10%分となる1390万円を上乗せして市観光協会に支出していた問題で、江里口秀次市長は27日、市議会への説明会で「(委託費の上乗せを)全然知らなかった」と弁明した。

 佐賀新聞の情報開示請求では、観光協会から江里口市長名で宛てた返礼品の委託費請求明細書には2016年7月から約半年間、寄付額3~10万円の7コースで佐賀牛を200グラム~1・8キロ増量し、総額1億2878万円の寄付があったことが判明。市と協会の当初の委託契約では請求代金は寄付額の54%(税込み)だったが、増量した7コースの委託費精算は64・8%で計算し、支出していた。

 説明会は議会側の要求で開かれた。出席した議員によると、江里口市長は冒頭、「肉を増量しての委託費の上乗せについて、部下からの報告を受けたという記憶はない」と説明。ふるさと納税の返礼業務を担当する総合戦略課は、顧問弁護士の見解として「契約上、(支出は)問題はない」と答えたという。

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