音楽を奏でるルドビート・カンタさん(右)と中川淳一さん=佐賀市のシャトー文雅

音楽を奏でる中川さん(左)とカンタさん=佐賀市のシャトー文雅

 チェロとフランス料理を楽しむコンサートが25日、佐賀市のシャトー文雅で開かれた。来場者122人がおいしい食事と優美なチェロの響きを堪能した。

 スロバキア出身で、昨年まで28年間オーケストラ・アンサンブル金沢の首席チェロ奏者を務めたルドビート・カンタさんが演奏。ドイツ国立デトモルト音楽大学を首席卒業した中川淳一さんのピアノ伴奏とともに、サン・サーンスの「白鳥」、ドビュッシーの「月の光」、ショパンの「ノクターン」など12曲を奏でた。

 演奏会は石川県の和田啓子さん(65)が企画。以前大けがをして入院した時に世話になった柳川リハビリテーション病院の井上明生名誉院長をもてなすことが目的だった。ところが、準備を進めていた時に、井上名誉院長が急逝。本来の目的はかなわなかったが、当時の患者仲間も集まって食事と音楽を楽しんだ。

 和田さんは「1年間の入院生活はとても充実していた。(井上名誉院長にも)素晴らしい音楽を聴かせたかった」と面影をしのんだ。

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