ステージから観客に手を振る江口莉沙さん=佐賀市松原のRAG・G

 不登校を経験した生徒などを受け入れている九州国際高等学園(佐賀市神野東)が24日、同市松原のライブハウス「RAG・G」でライブイベント「Q-FES2019」を開いた。在校生や卒業生のほか、KTCおおぞら高等学院佐賀キャンパス(同市駅南本町)の生徒もステージに立ち、世話になった人たちへの感謝や社会へのメッセージを演奏で表現した。

 在校生の4人組バンド「ON AIR」の演奏で幕を開けた。卒業生の江口莉沙さんは「1、2年生の頃は学校に足が向かず、先生たちにも迷惑をかけた」と在校時を振り返り、「それでも支えてくれた親や先生、友達に感謝している」と笑顔を見せた。アコースティックギターを弾きながらKiroroの「ベストフレンド」を伸びやかな声で歌うと、会場からはすすり泣きの声も聞こえた。

 会場には保護者や地域住民など約200人が詰めかけた。今年で4回目を迎え、来場者は年々増えているという。音楽部顧問の福富功祐さん(31)は「さまざまな背景を持つ生徒たちから発信される表現は、胸に迫るものがある。生徒たちのパワーが魅力的だから来場者が増えているのだろう」と目を細めた。

 江口さんの友人の江頭沙季さん(18)=上峰町=はステージを動画で撮影。「感動して涙が出た。動画をSNSにアップして、みんなにも見てもらいたい」と目を潤ませた。

 このほかに本格ドリップコーヒーや手芸作品などの物販のブースも設けられた。

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