Q 私は専業主婦で、夫と小学生の子2人の4人家族です。現在、夫と離婚をしたいと考え、子を連れて別居しています。というのも、夫とは性格の不一致から口論が絶えず、精神的に限界に達したからです。離婚するにあたってどのようなことを検討しておくべきでしょうか。

 A 離婚をする際には、一般に、(1)離婚意思または離婚原因(2)親権(3)財産分与(4)年金分割(5)慰謝料(6)養育費(7)子との面会交流(8)離婚までの間の生活費(婚姻費用)-の8項目を検討すべきでしょう。

 相談者の場合、まず夫の離婚意思を確認すべきでしょう。夫が離婚を望まない場合、性格の不一致というだけでは直ちに離婚原因となるわけではないため、他の事情、例えば、別居期間などの事情を総合的に見て、婚姻関係が破綻しているといえるかを考える必要があります。

 次に、親権者を決める必要があります。親権者が決まらなければ離婚できず、最終的には離婚とともに裁判所で判断してもらうことになります。

 以上、2点が離婚時に必ず考えなければならないことです。

 さらに、相談者は専業主婦ということですので、離婚後の生活に困らないよう、財産分与や養育費、離婚までの生活費などについても話し合う必要性は高いです。

 加えて、年金分割はかなり先の給付に関するものですが、トータルの給付額を考えれば、軽視していいとはいえません。

 一方、性格の不一致というだけでは、慰謝料が生じる可能性は高いとはいえず、検討の優先度は低いでしょう。

 もし、夫が子との面会交流を求めているなら、面会の頻度や場所、方法などについても決めておく方がいいでしょう。

 離婚にあたっては、さまざまな重要事項を冷静に検討しなければなりません。協議の際、当事者同士だと感情的になることも考えられますので、一度弁護士に相談されてはいかがでしょうか。(佐賀市 弁護士 塚本耕平)

佐賀県弁護士会・電話無料法律相談 電話0952(24)3411

毎週火曜17時半~19時半、土曜13~15時半

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