武雄市は新年度に「発達障がい児支援室」を新設する。行政上の教育と福祉の垣根を解消し、関係機関の連携、調整を進めるコーディネーターやソーシャルワーカーら専門職を配置する。巡回相談などで不安や問題を軽減しながら、就学前から就職までサポートする。

 支援室は福祉部に設置する。専門知識を持つコーディネーターとソーシャルワーカー1人ずつと職員を配置する。就学前から相談を受け付けるほか、幼稚園や保育所、小中学校などへの巡回相談も実施する。講演会など発達障害への理解を広げる活動にも取り組む。待たずに出掛けていく「アウトリーチ型」の支援を目指す。

 発達障害への対応は、小中学生は教育部署、就学前や医療関連、就職などは福祉の部署が担当している。部署の垣根をなくすと同時に、進学時などに関係者が情報共有するなど、就学前から就職まで“伴走型”で支援を続ける。

 新年度当初予算案に約900万円の関連予算を計上する。小松政市長は「小学生の15人に1人が発達障害ともいわれている。早期発見による対応の必要性もいわれており、体制を整えて支援につなげたい」と話す。

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