スポットライトを浴び、ポーズを取る会員モデル=唐津市高齢者ふれあい会館りふれ

 たんすに眠っている着物を洋服にリメークしたファッションショーが20日、唐津市高齢者ふれあい会館りふれで開かれた。市老人クラブ連合会の主催で、モデルも会員自身。着物と同様、華麗な変身を遂げ、超満員の観客席から喝采を浴びた。

 モデルは総勢50人。「コートは母の大島紬(つむぎ)です。103歳まで生きた母のぬくもりを感じています」「私がお嫁に行く時、持ってきた着物で作りました」。ナレーションも自分で書き、スポットライトを浴びてポーズを取った。

 発案者は理事の九鬼泰子さん(72)。東京に住んでいた40年前、亡くなった養母の着物を大量に譲り受けた。もったいないと再利用を思い立ち、ほどいてみて、表だけでなく裏打ちの細かさに驚いた。10年ほど前に帰郷、老人会の仲間も増え、「循環式ファッションショー」と銘打ち、市内各支部に出演を呼びかけた。

 200席のホールは開会30分前には満席となり、立ち見もかなわないほど。「舞台からも客席からもすごいパワーを感じた」と九鬼さん。「勇気と元気を与え合う場」として来年以降も続けていく決意だ。

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