J1開幕戦で会場入りする選手に声援を送る鳥栖サポーター=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・米倉義房)

 かつてない厳しいスタートとなった。23日、新体制で臨んだサッカーJ1・サガン鳥栖の開幕戦。ホームの駅前不動産スタジアムで名古屋グランパスと対戦し、大声援もむなしく0-4と完敗した。試合後もサポーターは下を向くことなく声援を送り、「まだ初戦。修正して出直しを」とチームの奮起を促した。 

 1万8382人が詰め掛けたスタンド。開幕戦ならではの高揚感に包まれた。団体職員古賀隆彦さん(38)=杵島郡白石町=は「GKの権田選手が抜けた穴は、大久保選手が埋めてくれるはず。ポテンシャルはある」。会社員伊東美恵さん(45)=鳥栖市=も「前線の得点力に期待したい」とピッチを見つめた。

 前半は互角の戦い。FWトーレス選手がゴールに迫り、応援も熱気を帯びる。大学生岸川優介さん(21)=下関市=は「昨年よりシュートが多く、見ていて楽しい。後半は攻撃に変化を付けてゴールを見せてほしい」と声を弾ませた。

 後半10分、トーレス選手のシュートが右ゴールポストを直撃すると大きなため息が漏れたが、声援はすぐにヒートアップ。しかし、同18分に先制されると、2点を立て続けに失点。終了間際にだめ押しの4点目を奪われた。

 父親と観戦した永益隆成君(11)=小城市=は「トーレス選手が頑張っていたけど、負けたのは悔しい」。ゴール裏で声をからした公務員野田清広さん(53)=同=は「ディフェンスの寄せが遅かった。守りからしっかり頑張って」と注文。気持ちを切り替え、次節3月2日、アウェー・ヴィッセル神戸戦での今季初勝利を願った。

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