■自分らしく暮らせる社会を

 皆(みな)さんは、毎日のように着ている制服(せいふく)に疑問(ぎもん)を持ったことはないだろうか。主人公リヴは中学校に入学したばかり。小学校も同じだった親友のメイジーとクラスも一緒(いっしょ)だし、隣(となり)の席のジェイコブは絵が上手でかなりクール。だけど、ひとつだけ嫌(いや)なことがある。それは、バンクリッジ中学の校則(こうそく)で女子はスカート、男子はズボンを履(は)かなきゃいけないってこと。

 この物語は、リヴがスカートを履くのは自分らしくない、と思うところから始まる。リヴはトランスジェンダー(身体の性別(せいべつ)と自分が思う性別が異(こと)なる人のこと)でそのことは親友にも家族にも打ち明けていない。

 タイトルと同じ「パンツ・プロジェクト」を始めるまでの環境(かんきょう)の変化。いじめや親友との決別。初めてのことばかりでハードな毎日。だが、家族や友達との関わりの中でリヴはどんどん成長していく。

 誰(だれ)もが自分らしく暮(く)らせる社会をつくるためにぜひ読んでほしい一冊(さつ)。(利用サービス課 江崎芽以)


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