卒業書作展を開く藤原朱里さんと大作「送遠」=佐賀県立美術館

 福岡教育大芸術課程書美コース4年の藤原朱里さん(22)=佐賀市出身=が、県立美術館で卒業書作展を開いている。個展のために制作した作品15点を並べ、4年間の集大成を披露する。24日まで。=写真

 篆書体(てんしょたい)や墨象など、バラエティー豊かな作品を展示した。杜甫の漢詩「送遠」を書いた縦2・42メートル、横10・86メートルの大作では、大型の筆を自由に操りダイナミックな世界を展開する。段ボールで絵画のように描いた墨象「天へ」は、他界した愛犬が雲の上から見守ってくれている様子を表現した。卒業を控え、「書道は私と人をつなげてくれるもの。友達や先生、書道部員など大切な人たちと出会わせてくれた」と振り返る。

 小城高書道部出身。高校生国際美術展で7席に入ったほか、県代表として全国高等学校総合文化祭茨城大会にも出場した。藤原さんは「佐賀から一緒に総文祭に出た5人と出会えたのも財産。今は遠くで暮らしている人もいるが、今集まってもきっと楽しいと思う」と笑顔を見せていた。

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