佐賀市の若楠小学校(高添末広校長、327人)の地中から生活ごみが見つかり、環境基準値を超える鉛や水銀などが検出された。40年前の造成時に埋められたとみられ、周辺の土壌や地下水、水路の汚染はない。市はごみ処分や安全対策の費用として約1億5千万円を、26日に開会する市議会定例会に提案する。

 市教育委員会によると昨年10月下旬、新設する給食室の基礎工事のために地下1・2メートルまで掘り下げたところ、空き缶や空き瓶、タイヤが土砂に混ざっているのが見つかった。校舎と校庭の間の敷地で、これまでは更地だった。水質検査の結果、環境基準値を34倍上回る鉛や5・6倍の水銀などが検出された。周辺の水路や地下水、運動場からは検出されなかった。

 現在は工事を中断し、土砂をブルーシートで覆っている。今後はごみを無害化できる業者に処理を委託し、周辺を掘削した上で土壌を入れ替えるなどの安全対策を施す。年度内に予定していた新給食室の完成は2019年度にずれ込み、稼働は20年度からの見通し。今月6日に保護者に通知し、14日に説明会を開いた。

 若楠小は1978年に開校した。田んぼだった土地に建てられており、市教委は「当時の状況ははっきりしないが、造成工事の過程で埋められたと考えられる。給食室の工事は安全性に十分配慮しながら進める」と話す。

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