講演する僧侶の古川潤哉さん=佐賀市天祐の県総合福祉センター

 児童相談所や児童福祉施設の職員を対象とした研修会が18日、佐賀市天祐の県総合福祉センターで開かれた。県内の児童相談所や児童養護施設、ファミリーホームなどの職員約60人が、多様な生の捉え方やSNSをめぐる問題や対策を考えた。

 性教育や思春期援助に関わる浄誓寺(伊万里市)の僧侶古川潤哉さんは「生と性と死」をテーマに学校で講演する一部を実演。たまたまの縁で今があり、生きることも苦しみの一つと数える仏教の生命観などを紹介しながら「多様な考え方を知って」と話した。

 浜松子どもとメディアリテラシー研究所(静岡県)の長澤弘子理事長は最新のSNS事情やスマートフォンアプリなどを紹介し、無自覚な情報発信の危険性を訴えた。変化と発展を続けるインターネット社会に関して「(SNSなどを)実際に自分の目で見て、疑問や課題意識を自ら持って。批評家にならず、共感できずとも一緒に考え理解して」と呼び掛けた。

 みやき町でファミリーホームを運営する森田真二さん(40)は「日頃なかなか聞く機会がない話を聞けた。子どもを支援する前に、自分自身と向き合いよく考えておきたい」と話していた。

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