佐賀空港の在り方などについて議論した意見交換会=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 九州経済連合会の佐賀地域委員会(委員長・陣内芳博佐賀銀行会長)が20日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。佐賀大学経済学部の山形武裕准教授(40)が、昨年7~9月に調査を実施した「佐賀県版中小・小規模企業白書」の概要を報告。県内企業が新規客の獲得に悩んでいる現状を紹介した。

 調査は商工会や商工会議所の協力を受け、県内約2100社に聞き取った。経営上の最も重要な課題に顧客獲得を挙げた要因として、市場ニーズの把握を同業者との情報交換に依存している点を指摘した。山形准教授は「建設業を中心に人手不足が深刻で、業務の外部委託などで乗り切っている」と指摘した。

 9月のラグビーW杯に合わせて九州の祭りを紹介するイベントなどの活動報告、意見交換会もあった。九経連の麻生泰会長は国内経済が安定し、国が観光振興に力を入れている点に触れ「九州には欧州からの直行便を受け入れる『強い国際空港』が必要。広い土地がある佐賀空港は一番可能性があり、地元経済界が盛り上げて」と呼び掛けた。委員からは「九州全体を見据えて空港、新幹線の在り方を考えよう」「国賓が宿泊できる迎賓館をつくって」などの意見が出た。

 講演は約90人が聴講し、意見交換会には委員約40人が参加した。

このエントリーをはてなブックマークに追加